いの町を音楽の町にしよう
いの混声合唱団(いの混)は1983年、いの町(旧伊野町)出身の作曲家・平井康三郎先生(1910-2002)が名誉町民第1号として顕彰される記念に、”合唱を通して伊野町を音楽の町にしよう”との掛け声で結成された合唱団です。
当初は「伊野町混声合唱団」として発足しましたが、伊野町が近隣の二村と合併して新しい”いの町”になり、合唱団の名前も「いの混声合唱団」と改めました。
活動の基盤をいの町に置いていますが、高知県合唱連盟に加盟し、県内外の合唱団との交流はもとより、海外の合唱団とも音楽を通した国際交流を行っています。
団員構成
すべての団員が音楽を専門に学んできたわけではなく、歌うことが好きで合唱団に入団して初めて、コーラスの楽しみを知った人が大勢います。
団員数はおよそ45名で、いの町だけでなく、高知市、土佐市などからも参加しています。また、団員の年齢構成も10歳代から80歳代と幅広く、世代を超えた人の和とハーモニーを大切に活動しています。
演奏会など
毎年、定期演奏会を開催すると共に、高知県合唱連盟主催の高知県合唱祭や、いの町文化祭などにも参加しています。
また、小中学校や幼稚園・保育園、病院などへの訪問演奏や、地域の催し物などにも積極的に参加しています。
海外との交流
一度は外国で歌ってみたい・・その小さな願いから多くの方の援助、協力をいただいて1994年、音楽の本場ドイツへの海外演奏旅行を行いました。
この演奏旅行は、公的行事の募集やツアー会社が斡旋するものではなく、個人的なつながりが奇跡的に実を結んだもので、ドイツ、ケルン近郊の小さな町の合唱団が受け入れてくださることになり、その町の教会を会場にジョイントコンサートを開催しました。
その後もドイツ再訪、ハンガリー、オーストラリアなどへの演奏旅行、国際交流を行いましたが、いずれも個人的な仲介や紹介があって実現したものす。また2014年には初めて、いの混が外国(オーストラリア )からの合唱団を日本に招き、高知での国際交流、友好コンサートを行いました。
2018年には、イギリス・ベッドフォードを訪問し、現地の合唱団イーグル・クワイヤ(EC)及びオーストラリアのAPCとの三カ国、三団体による合同演奏会を行いました。
催行年 | 訪問国・都市 | 内容 |
---|---|---|
1994年12月 | ドイツ・ブラウヴァイラー | ブラウヴァイラー・アプタイコールと共演 |
1999年12月 | ドイツ・ブラウヴァイラー | 再び、ブラウヴァイラー・アプタイコールと共演 |
2003年11月 | ハンガリー・ミシュコルツ | ミシュコルツ・バルトーク合唱団と共演 |
2011年 8月 | オーストラリア・アデレード | アデレード・フィルハーモニア・コーラス(APC)と共演 |
2014年10月 | 日本・高知 | 高知にてアデレード・フィルハーモニア・コーラスと共演 |
2018年 8月 | イギリス・ベッドフォード | イーグル・クワイヤ(EC)及びAPCと共演 |
指導者および主要役員
設立以来、県内の音楽指導者諸氏にご指導をいただいてきましたが、現在は指揮者に森充子先生、ピアニストに宮原みか先生を迎え、厳しい中にも笑顔があふれ、和気あいあいと活動をしています。
また、結成当初より平井康三郎先生に名誉顧問としてご指導をいただいていましたが、2002年に逝去されたのちは、ご子息で世界的チェリスト・作曲家である平井丈一朗先生に名誉顧問としてご指導をいただいています。
団の活動については、総会で選出された役員を中心に、全員参加での活動を目指しています。
役職 | 氏名 | よみ |
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名誉顧問 | 平井 丈一朗 | ひらい たけいちろう |
顧問 | 森本 光行 | もりもと みつゆき |
指揮者 | 森 充子 | もり みちこ |
ピアニスト | 宮原 みか | みやはら みか |
団長 | 石元 教夫 | いしもと のりお |
副団長 | 猪野 安都子 | いの あつこ |
副団長 | 関 博之 | せき ひろゆき |